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本土最南端のワイナリーを作りたい!
〜ブドウにモーツァルトを聴かせるクラシックブドウ浜田農園の挑戦〜

花瀬ワイナリーの新圃場とワイナリー建設までのご報告

クラシックブドウ浜田農園 代表 濵田隆介です。

たくさんの方々からのご支援、誠にありがとうございました。ご報告が遅くなりましたが、皆様にご支援いただいた資金はブドウ苗の購入や棚資材購入に充てました。
ワインブドウを植栽してワイン棚にトンネル、ビニール被覆してワイナリーの畑となりました。植栽品種は全部で4種類あり、アルバリーニョ、プチマンサン、マスカットベリーA、デラウェアです。

植栽して2年目となりますが植えた1年目の年はワイナリー建設に伴う様々な問題に直面しまして実質あまり管理できておりませんでした。
トンネルも2年目の冬から春にかけてようやく準備出来まして写真の状態となりました。
ブドウは現在棚栽培ですので棚まで伸びてそこからさらに伸びているものや、今届きそうなものもありますが、全体で2割程テッポウムシ(ブドウトラカミキリ)に食害され1割程度は枯れてしまう事態となっています。
今後は苗を補植して補いながら管理してまいります。
来年以降から収穫も出来るかと思いますので楽しみにお待ちください。


次にワイナリー建設から醸造許可に至るまで

昨年の令和4年11月9日に醸造許可を鹿屋税務署からいただきワイン醸造することができるようになりましたが、ここに至るまでは紆余曲折ありました。
令和3年3月に錦江町ワイン特区をいただき令和3年6月に第一回事業再構築補助金に採択され、ワイナリー建設が前に進みました。そこでワイン醸造を始めるために税務署へ相談に行き、徐々に書類をそろえていきました。

醸造は地域おこし協力隊の今井さんとともに進めていく予定でしたが、彼が別の道に進む選択をしましたので、ワイナリー建設は一時停止して計画を変更しなおそうと考えましたが、周囲の後押しもありどうしたら出来るかと考え、岡山の農業法人に勤めていた息子に相談して一緒に農業とワイナリーをやらないかと持ち掛けました。令和3年12月に息子が帰郷して共にワイナリー建設を目指して新たにスタートしました。


ワイナリー建設を進める中で大変な局面が次々と到来!

コロナ禍で行き先も見えない経済の中、息子も帰ってきてこれから前を向いて進めていけると考えていましたが予期せぬことが次々と出てきました。
コロナで輸入木材が高騰してきたことと、ウクライナ情勢で原油が高騰して資材なども高騰、おまけにコロナ禍で人材不足となり最初の見積もりと値段が合わなくなり計画変更(金額の上昇変更)することになりました。国の事業のため一旦計画を中断して手続きを行い、令和4年6月にようやく承認がおりて建設を再開しました。建設を緊急に進めてもらっていましたがコロナが発生して中断。次はコンテナ問題で、ワイン醸造機械設備は海外製品が多く輸入で持ってきてもらうのですが、大幅に遅れて9月の到着となりました。また次々に大型台風が襲来して9月中旬に超大型台風上陸と様々な問題が発生しました。

令和4年に醸造を始めたかったのですがどうにもならず、税務署の許可をいただくにもワイナリー建設が終わらなければ申請手続きはできなかったため、10月に建設が終わり、ようやく11月に醸造許可をいただくことができました。

 

<花瀬ワイン初醸造にむけて皆様にお知らせ>

ワインも造りたいと思い始めた就農時から、これからワインができないかと本格的に植え始めて10年、色んなワイナリーを訪問し勉強を重ねてきました。特に宮崎の香月ワインズの香月氏にはお世話になり様々な相談をしていき同時に醸造経験もさせていただきました。また自然酵母で完全無農薬でされる彼は相当な高レベルの技術のため同等には私の技術レベルで出来るとは考えられず、広島の酒類研究所でのワイン醸造の研修や南九州大学での産官学連携によるワイン酵母などの研究など講習を重ねてきましたが、まだまだ経験が足らないと考えていました。

そして、只今私は日本ワインの知見や技術を深めるために長野県の千曲川ワインアカデミーに一年間研修に行っております。前期は4月から7月までカリキュラムがあり毎週末土日に勉強に通っていました。そこで出会った先生や同じアカデミーの同期と共に、今回初醸造することとなりました。

長野や東京などの県外の方々が鹿児島の本土最南端の花瀬ワイナリー初醸造に向け手伝っていただけることになりましたので、ご支援いただいた皆さまにもお知らせして、もしよろしければ私たちと共に初収穫と醸造を体験・見学いただきながら、最初のワインのできる過程を楽しんでいただこうと考えました。

<日時・工程>
8月1日 デラウェアの収穫、選果
8月2日~3日 醸造開始、除梗やプレスしてジュース絞り酵母まで入れて発酵確認など
8月4日 アカデミーメンバー帰郷

8月1日はブドウを収穫体験いただきますが、8月2日~3日の醸造は見学となります。

今回、日本ワインの醸造家としてはとても有名な小西超先生をお迎えし、私を含め10名のアカデミー9期生で初醸造を行います。

 

この様な工程となっておりますので、参加ご希望の方は、下記のメール、ホームページ、SNSなどからお問い合わせください。
詳細はお問い合わせ後にお知らせいたします。

よろしくお願いいたします!

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ホームページ https://classicbudou.net/
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Instagram https://www.instagram.com/classicbudouhamada/


クラシックブドウ浜田農園
 代表 濵田隆介
 住所 鹿児島県肝属郡錦江町麓3777-39
 電話 0994-25-2584

2023/07/13 18:26